EXCEL 実践・無料ファイル

2026年9月22日 ・ 読了目安 8分

内容更新:2026年10月7日 ・ 編集:小さな会社の業務ノート

Excelシート保護で入力してほしいセルだけを残す方法

数式入りの入力表を配るとき、入力欄だけを編集できるようにすると、計算式を誤って消す事故を減らせます。ここでは、黄色の入力セルだけを残してシートを保護する基本を解説します。

この記事でわかること
考え方 / 設定手順 / 確認方法 / 無料実践ファイル
これは誤操作防止の機能です
シート保護だけで、機密情報を安全に保管できるわけではありません。閲覧権限、保管場所、共有設定は別途管理してください。

先にロックを解除し、後から保護する

Excelのセルは初期状態で「ロック」されています。ただし、シート自体を保護するまでは編集できます。したがって、入力してほしいセルだけを先にロック解除し、その後にシートを保護します。

順番行うこと
1入力セルを選び、[セルの書式設定]の[保護]で[ロック]をオフにする
2[校閲]→[シートの保護]で保護を有効にする
3入力セルと数式セルを実際にクリックして動作を確かめる

黄色の入力欄だけを残す設定手順

  1. 入力してほしいセル範囲を選びます。離れたセルは Ctrl キーを押しながら選択できます。
  2. 右クリック→[セルの書式設定]→[保護]タブを開き、[ロック]のチェックを外します。
  3. [校閲]タブ→[シートの保護]を選びます。
  4. 必要に応じて、ロックされたセルの選択など、許可する操作を決めます。
  5. パスワードを使う場合は、組織のルールに従って管理します。忘れると解除に支障が出るため、むやみに設定しません。
  6. [OK]で保護後、入力欄だけに値を入れられるか確認します。

正しく設定できたかを確認する

  • 黄色の入力セルには文字や数値を入力できる。
  • 小計などの数式セルは、クリックしても書き換えられない。
  • 入力後に小計の計算結果が変わる。
  • 入力欄以外の書式や列幅を変更できない設定になっている。
保護を先に設定しない
最初にシートを保護してしまうと、入力セルのロック解除ができません。[シートの保護を解除]してから、入力セルをロック解除する順番に戻します。

無料実践ファイル

入力セル保護の練習シート

「入力セル保護」シートは保護済みで、黄色の B5:B9 だけを入力できます。商品名・数量・単価を入力し、小計が変わることを確認してください。保護の設定内容を見たい場合は、[校閲]→[シート保護の解除]を使います。データはすべて架空です。

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入力欄と数式欄を一つずつ試す

架空の見積練習として、B2を数量、C2を単価、D2を=B2*C2にします。B2とC2だけロックを解除してからシートを保護します。保護後に数量を変更でき、D2を直接書き換えられないことを確認します。

ロックの指定は、シートを保護して初めて編集制限として働きます。ロックされた数式も、入力欄の変更に応じた再計算は行われます。

シート保護は誤編集を減らす機能で、機密情報の暗号化やアクセス権管理ではありません。顧客情報の閲覧制限には、保存場所の共有権限など別の対策が必要です。

対応バージョン・公式情報

確認日:2026年9月22日
Microsoft Support「ワークシートを保護する」
Microsoft Support「保護されたワークシートで特定の範囲をロックまたはロック解除する」

Microsoftの案内では、編集可能にするセルのロックを解除してからワークシートを保護します。画面表示はExcelの版により異なる場合があります。