WordのCopilotで会議メモを要約し、議事録の下書きを作る方法
箇条書きの会議メモを、共有しやすい議事録に整える作業は意外と時間がかかります。WordのCopilotには、開いている文書の要約を依頼できます。ここでは、会議メモを「議題・決定事項・アクションアイテム」に分けた下書きへ整えるための使い方を紹介します。
Copilotの出力は完成した議事録ではありません。決定事項・担当者・期限は、必ず元の会議メモと照合してください。元のメモにない情報を、事実として補わない運用にします。
始める前に確認すること
Microsoftの公式情報では、WordのCopilotによる文書要約は、Word for Microsoft 365、Mac版、iPad版、Web版で案内されています。一方、Copilotが表示されるかどうかは、契約、Copilotライセンス、組織の設定により異なります。Wordを開いてもCopilotが見当たらない場合は、操作ミスと決めつけず、ライセンスや組織の設定を確認します。
会議メモには、少なくとも日時、参加者、議題、決まったこと、宿題になったことを残しておくと、確認作業がしやすくなります。実際の会議情報をAIへ扱わせるときは、自社の情報管理ルールも確認してください。
会議メモから下書きを作る4手順
1.会議メモをWordで開く
まず、メモをWord文書にまとめます。話題が変わるところで改行し、「議題1」「議題2」のような見出しを置くと、人が後から確認しやすくなります。
2.Copilot Chatを開く
開いている文書でCopilot Chatを使えることを確認します。Wordの版や更新状況によって表示は変わるため、画面上のCopilotの案内に従って開きます。
3.出力してほしい構成を具体的に伝える
「要約して」だけでなく、ほしい見出しと守ってほしい条件を指定します。たとえば次の依頼文です。
以下の会議メモを、社内共有用の議事録の下書きに整理してください。 見出しを「会議概要」「議題ごとの要点」「決定事項」「アクションアイテム」に分けてください。 担当者や期限がメモに書かれていない場合は、推測で補わず「未記載」としてください。 元のメモにない事実は追加しないでください。
最初の結果が長すぎる場合は「各議題を3行以内にしてください」、決定事項が見つけにくい場合は「決定事項だけを箇条書きにしてください」のように追加で依頼します。
4.下書きを元のメモと照合する
出力をそのまま共有せず、元のメモと並べて確認します。特に担当者名、期限、金額、決定・未決定の区別は誤ると影響が大きいため、必ず人が確定します。
共有前の確認チェックリスト
- 決定事項が、実際に決まった内容と一致している。
- 担当者と期限を、メモにないのに補っていない。
- 保留事項を、決定事項として書いていない。
- 社内の情報管理ルールに照らして共有範囲が適切である。
Copilotに不足分を推測させるのではなく、「未記載」「要確認」と残します。議事録の信頼性は、文章の流暢さではなく、元の会議内容と一致していることが基準です。
無料実践ファイル
架空の会議メモと依頼文を収録したWordファイル
会議メモ、Copilotへの依頼文、確認チェックリストを1ファイルにまとめました。すべて架空の情報です。実際の情報に置き換える前に、まずこのファイルで出力と確認の流れを試してください。
実践Wordを無料でダウンロードする対応バージョン・公式情報
確認日:2026年9月22日
Microsoft Support「Word の Copilot を使用してドキュメントの要約を作成する」