ExcelのCOUNTIFS関数で期限内・期限超過の案件数を数える方法
案件管理表では「未対応で、今日までが期限」の件数をすぐ確認したいことがあります。COUNTIFS関数は、複数の条件をすべて満たす行だけを数える関数です。金額を合計するSUMIFSとは目的が異なり、件数の把握に向いています。
期限超過の未対応案件を数える例
=COUNTIFS($B$2:$B$100,"未対応",$C$2:$C$100,"<"&TODAY(),$C$2:$C$100,">0")
B列が状態、C列が期限日の例です。「未対応」で、かつ期限日が今日より前の行を数えます。今日が期限の分も含めたい場合は、比較記号を <= にします。
作成する手順
- 状態列の表記を「未対応」「対応中」「完了」などにそろえます。
- 期限日がExcelで日付として認識されていることを確認します。
- 集計用セルへ数式を入力します。
- 状態と日付を一件ずつ変え、件数が増減するか確認します。
数えた結果が合わないとき
| 原因になりやすい点 | 確認方法 |
|---|---|
| 条件範囲の大きさが異なる | 状態列と期限列の開始行・終了行をそろえます。 |
| 日付が文字列になっている | セルの表示だけで判断せず、日付として並べ替えられるか確認します。 |
| 状態の表記ゆれ | 「未対応」と「未 対応」のような違いがないか確認します。 |
TODAY関数は日付に応じて結果が変わります
今日の日付を基準にしているため、翌日以降に件数が変わるのは通常の動作です。過去時点の集計が必要な場合は、基準日を別セルに入力して参照します。
今日の日付を基準にしているため、翌日以降に件数が変わるのは通常の動作です。過去時点の集計が必要な場合は、基準日を別セルに入力して参照します。
架空5件で基準日の境界を確認する
A列を案件、B列を状態、C列を期限、E1を基準日にします。E1へ2026/10/7を入力し、次の5件を2~6行目へ入れてください。
| 案件 | 状態 | 期限 |
|---|---|---|
| 架空A | 未対応 | 2026/10/6 |
| 架空B | 未対応 | 2026/10/7 |
| 架空C | 完了 | 2026/10/5 |
| 架空D | 未対応 | 2026/10/8 |
| 架空E | 未対応 | 空欄 |
=COUNTIFS(B2:B6,"未対応",C2:C6,"<"&$E$1,C2:C6,">0")
期限超過は架空Aの1件です。期限が基準日と同じ架空B、完了の架空C、未来の架空D、期限未入力の架空Eは数えません。期限日を数値として入力し、「>0」で未入力を除く条件を加えています。今日の件数ならE1の代わりにTODAY()を使えます。
「<」を「<=」へ変えると基準日当日も含め2件になります。基準日を2026/10/8へ変えた場合も、元の「<」では2件です。日付の未入力を期限超過として扱うと誤集計になるので、未入力は別に確認してください。
対応バージョン・公式情報
最終確認日:2026年9月22日
対応バージョン:Excel for Microsoft 365、Excel 2024、Excel 2021、Excel 2019、Excel 2016 など。
Microsoft Support「COUNTIFS 関数」