ExcelのIFERROR関数で#N/Aなどのエラー表示を整える方法
検索式や割り算の結果に #N/A や #DIV/0! が表示されると、表全体が読みにくくなります。IFERROR関数を使うと、エラーのときだけ「未登録」などの表示へ置き換えられます。ただし、原因を直さずに隠すための関数ではありません。
IFERROR関数の基本
=IFERROR(A2/B2,"計算できません")
最初の引数に通常使う数式を入れ、エラーになったときだけ二つ目の引数を表示します。たとえばB2が空欄または0で割り算ができないとき、「計算できません」と表示できます。
既存の数式をIFERRORで包む手順
- まず、元の数式だけで正しい結果が出る行を確認します。
- 数式の先頭に
IFERROR(を付け、数式の末尾を,"表示したい文言")として閉じます。 - Enterキーを押し、通常の行では元の計算結果が変わらないことを確認します。
- 意図的に分母を空欄にするなど、エラーになる条件を作り、指定した文言に変わるか確認します。
空欄表示にするときの注意
=IFERROR(元の数式,"") とするとエラーを空欄にできます。しかし、入力漏れや参照先の削除に気付きにくくなります。未登録のときだけ空欄でよいのか、担当者に知らせる表示が必要なのかを、表の用途に合わせて決めます。
IFERRORはエラーの原因を解決しません。参照範囲、検索する文字、0で割っていないかなどを確認してから使います。
確認するポイント
- 正常な行では、IFERRORを付ける前と同じ数値・文字が表示される。
- エラーになる行だけ、指定した文言に変わる。
- 表の利用者が、表示文言だけで次に何を確認すべきか判断できる。
正常・ゼロ・未入力の3行で確認する
A2へ120、B2へ3を入れ、C2へ=IFERROR(A2/B2,"数量を確認")を入力します。期待結果は40です。同じ式を入れた行で、B列を0にすると「数量を確認」に変わります。
B列が空欄でも同じ表示になります。ゼロと未入力を別々に知らせたい表では、IFERRORだけでは区別できないため、先に入力チェックを設計します。エラー表示を消す前に、元の数式で何が起きていたか確認してください。
表示を""にすると見た目は空欄ですが、計算の失敗が解消されたわけではありません。集計担当者に渡す表では「要確認」など、対応が分かる表示を選ぶと確認漏れを減らせます。
対応バージョン・公式情報
最終確認日:2026年9月22日
対応バージョン:Excel for Microsoft 365、Excel 2024、Excel 2021、Excel 2019、Excel 2016、Excel for the web など。
Microsoft Support「IFERROR 関数」